凹版方式
凹版は、簡単に言うと凸版の逆で、凸(でこ)に対し凹(ぼこ)で、版を印刷面より低く彫り、そこへインクを流し刷る方法であります。
また、多くの国でも紙幣に使われている方法だという事をご存知でしたでしょうか。
多くの国で紙幣である一部分の領域に光をかざすと、俗に言う「透かし絵」がありますが、この技法は凹板の特別な製版によって得られるからなのです。
紙幣などに用いられる技術
さて、凹版を2分する一つとして彫刻印刷を説明します。
これは、銅版画と同じように、手工的な方法で模様を版材に彫刻して凹版にする方法です。
この方法は版材に直接彫刻する方法と、版材に防食膜を塗っておき、上から針で防食膜を削り取り、金属を露出させて腐食させる方法があります。
また、グラビア印刷においては、写真や文字の原稿を、画線や写真などの技術で、細かい多数の凹点で繋いだ版とするもので、彫刻方式は、遅く大量には向いてるとは言えません。
しかしグラビア印刷は、速度が速いので大量生産を容易にでき、いろいろなプリントの技術革新の中でも、紙幣などにも用いられる凹版は、真似の出来ない版作りの技法として、受け継がれる技法です。