印刷のヒストリーとは、言い換えれば紙のヒストリーでもあります。
紙ができてたからこそ、印刷ができるようになったのです。
紀元前のエジプト。
ナイル河の畔にパピルス草(和名カミガヤツリ)が生い茂っていました。
この当時の書写は、羊の皮を使っていたのですが大きな進歩ではないでしょうか。
印刷の始まりは正確にはわからない
今の紙の原型になったものは、中国の後漢(ごかん)時代(西暦105年)に蔡倫(さいりん)が発明したと言われています。
日本では、推古(すいこ)天皇の時代にこの製法が伝わり、聖徳太子が改良をし和紙抄きが始まりました。
紙が発明される以前には、発明されたとは思えないが、日本での歴史として正確に残っているものは、西暦770年(宝亀1)に刷られた日本の「百万塔陀羅尼(ひゃくまんとうだらに)」である。
その方法は、木版か銅版かは学者が議論しているようですが、定かなことはわからないようです。
また、同時代にも中国や朝鮮でも使用されていたという説があるが、正確に残っているものは、日本の「百万塔陀羅尼」にしかありません。
記憶を残すものでありながら、過去の正確な印刷の歴史が日本にしか残っていないのも、なんとも言いがたい話のような気がしますよね。